
新卒の求人倍率は年々上昇しており、採用市場の激化は継続していくことが予想されます。今回は、大学生アンケートの結果と、弊社が採用活動をご支援させていただいた企業様の成功事例をもとに、母集団形成やターゲット学生への効果的なアプローチ方法など、採用活動を改善するための具体的な手法をご紹介します。
新卒求人倍率は引き続き上昇傾向
2025年卒の求人倍率は1.75倍と、前年の1.71倍から0.04ポイント上昇する結果となっています。採用マーケットは引き続き『売り手市場』となっていて、採用が難しい状態が続いています。
新卒採用の求人倍率推移

就職活動の早期化
学生が就職活動を始めるタイミングが年々早くなってきており、半数以上が学部3年生の6月より早い時期から就職活動を開始しています。学生が早く動き始める傾向にあるため、企業も早めのアプローチが重要となります。
就職活動をはじめたのはいつですか。

ナビサイト・SNS広告による興味喚起について
就活ナビサイトのメルマガから企業に興味を持ち
エントリーをしたことがありますか。

SNS広告で初めて名前を知った企業に
興味を持ったことはありますか?

就活ナビサイトのメルマガは全体の47.2%が閲覧、13.6%がエントリーをしたことがあるという結果に。
一方、SNS広告経由で企業を認知し、興味を持ったことがある学生は過半数を超えるという結果も出ています。中でも「広告をクリックしたことがある」学生は33.6%、「名前を覚えて他のサイトで確認した」学生も19.2%と、ナビサイトでは得られない新たな接点が生まれていることがわかります。
新卒採用成功のポイント
採用市場の激化や学生の就活早期化が進む中、ナビサイトに加えてSNS広告などの複数チャネルを活用した接点作りが母集団形成のカギとなっています。
母集団形成を実現した採用広告実施事例
クライアント業種:情報処理
募集職種:システムエンジニア
ターゲット:理系×指定大学
採用課題 ▼
・ターゲットとなる学生からのエントリー率を上げたい
・理系学生からのエントリーを獲得したい
エントリー獲得に成功した3つのポイント
Point1 大学生の利用頻度が高いSNSを活用
大学生の約半数が、1日の可処分時間のうち3時間以上をSNSに費やしています。中でもLINE、Instagram、YouTubeは利用頻度が高いため、これらの媒体に広告を掲出することで接触機会を増加。自然なかたちでの広告接触により情報浸透を強化しました。
1日のSNS利用時間

各SNS利用頻度

Point2 理系学生・指定大学に絞って配信
ターゲティング精度を高めるため、独自の大学生データを有する広告配信サービス「pinpoint」を活用し、「理系×大学3年生」「指定大学×大学3年生」というターゲット層に限定してInstagram広告を配信。必要な層に的確に届けることで無駄打ちを抑え、効率的にリーチの最大化を図りました。

Point3 ターゲット層に合わせて早期配信
内定が年々早期化の傾向にあるため、インターンシップも早期化傾向に。夏インターンシップ前の段階で大学生へアプローチをすることが重要になります。

効果改善結果
セグメントを①理系×卒年度②指定大学×卒年度に限定しInstagram広告を実施した結果、マイページ登録単価が前年比-20,000円となり、マンパワーをかけない母集団形成を実現しました。
イオレが運営するpinpoint は、デモグラフィックが明確な独自のオーディエンスデータを活用し、精密なセグメント設定によって本当に届けたいターゲット属性にSNSを通じて広告配信が可能なターゲティング広告です。就活生をターゲットとしたナビサイト・採用サイトへのWeb集客やインターン募集などにもご活用いただいています。新卒採用プロモーションにご興味のある方はお気軽にご相談ください。
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スマホネイティブ世代を攻略!大学生の就活に関するアンケート結果2025