昨今、SNSが日常生活において欠かせない存在となっています。特に大学生にとってSNSは情報収集やコミュニケーションの主要な手段として機能しており、大学生マーケティングにおいて彼らの最新の動向を把握することはますます重要になっています。本記事では、大学生のSNS利用に関するアンケート結果をもとに、大学生のSNS利用動向を解説し、マーケティング施策に活かすためのポイントを紹介します。
1日のスマホ・SNS利用時間
全体の20.8%が7時間以上スマホを利用しており、さらに6~7時間の利用も5.7%と、およそ3割弱の大学生が1日の4分の1以上をスマホに費やしています。また、約半数近くが5時間以上利用していることからも、スマホ依存の傾向が強く、大学生の日常生活においてスマートフォンが大きな役割を果たしている様子がうかがえます。
SNSの利用時間は、1~3時間の利用が50%以上、3時間以上の長時間利用も30%を超えているという結果に。9割近くの大学生が1日1時間以上SNSを利用しており、大学生にとってSNSは必須のツールであることがわかります。
各SNS利用目的について
LINEは連絡手段ツールとして目的が一本化している一方、Instagramは連絡手段、情報発信、情報収集など複数の目的で利用されていることがわかります。また、TikTokは話題・雑学などの情報収集としてのニーズが高いことがうかがえます。
広告についての意識調査
広告を見る頻度の高い媒体は、2022年度調査よりさらに0.7ポイント増加したSNSが圧倒的な認知率で引き続きトップとなりました。Webサイトが前回から3.1ポイント増加した一方で、テレビは2.5ポイントの減少となりました。
SNS上の広告は約8割がクリックした経験があり、4人に1人はサービス利用まで到達しています。SNS広告が認知や興味の喚起につながっていることがうかがえます。
マーケティング戦略のポイント
広告を見てもらうことによる認知獲得も大切ですが、次に重要なのは、広告からのアクションにつなげることです。今回の調査では、大学生の26.4%が「SNS広告をクリックし、そのサービスを利用したことがある」と回答しています。この数字は一定の成果を示していますが、一方で51.9%は「クリックしたが、そのサービスは利用しなかった」と回答しています。つまり、広告自体がクリックを誘発するものであっても、最終的な利用に至らないケースも多くを占めています。
このような背景を踏まえ、大学生へのアプローチを最適化するためには、単にSNS上で広告を出すだけでなく、属性データを活用したターゲティングが鍵となります。イオレが提供する「pinpoint」は、大学生の属性データや大学名、卒年度などのデータをもとにターゲティングを行うことができるため、効率的かつ効果的なアプローチが可能です。例えば、理系・保育系・体育会系などの特定の学生層や指定大学の学生に対して適切なメッセージを届けることができます。この精密なターゲティングにより、採用活動や商品・サービスのプロモーションにおいて、より高い効果を得ることが期待できます。
加えて、オンライン広告だけでなく、学食トレイ広告や大学内ポスターなどの大学内広告をはじめとするオフラインでのアプローチも重要です。スマートフォンでSNS広告を目にし、さらに大学内で同様の広告を見かけることで、大学生の生活導線上で複数回接触することができます。この刷り込み効果により、ブランドやサービスの記憶が強化され、より深い認知や興味を持つ可能性が高まります。
SNSは大学生の生活に深く根付いているため、広告を通じて大きなリーチが期待できますが、効果を最大化するためには、ターゲティングの精度を高めることが重要です。
大学生を対象としたSNS広告や大学内広告に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。