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大学生の生の声を聴く、「イオレ就活座談会」第2回(1)複数サービスの使い分けが常識?就職活動の情報収集ツール最新事情

就職活動を終えた現役大学生を招いて学生のリアルを聞く「イオレ就活座談会」第2回。

採用活動でなかなか聞くことができない“自社以外の内定者”の話。企業選びの最新手法から志望度があがったポイント、残念だったエピソードなど、今回も実際に就活を行った学生ならではのお話をたくさん聞くことができました。

参加者

  • ユウタさん [明治大学/入社予定の業界:ITコンサルティング]
  • クラマリさん [中央大学/入社予定の業界:エンタメ]
  • コウタさん [明治大学/入社予定の業界:シンクタンク]

SNSは就活情報収集ツールとしても台頭

みなさんが就活時に使われていた情報収集ツールと、使い分けについて教えてください。

ユウタさん:ワンキャリア・外資就活ドットコムのふたつをオープンな情報を収集するのに使っていて、あまり外に出ていないような知りにくい情報はオープンワークを使っていました。あとは、模擬面接のやり方、ガクチカの作り方などを学ぶのにYouTubeを活用していました。今の時代だと何かを教えている個人のYouTuberがいらっしゃるので、そういった動画からスキルを身に着けていましたね。
*学生時代に力を入れたことの略称

クラマリさん:DODA、インティというエージェントのサービスで就活を行い、オープンワークやLINEオープンチャット等から企業を知るための情報を収集する、といった感じで大きく分けて二種類のサービスを使い分けていました。エージェントの方にガクチカの添削や模擬面接、自分に合う企業を紹介していただいたりしました。エージェントだと、企業選びの上で『これだけは譲れない』というこだわりを理解したうえでおすすめの企業を紹介してもらえるのが自分に合っていました。

コウタさん:僕は6つほどのサービスを活用していました。さきほど話にも出た外資就活ドットコムやワンキャリア、ユニスタイル、LINEオープンチャットや、グッドファインドというサービスを使っていました。グッドファインドはキャリア支援のサイトで、企業の社長を講師に立ててキャリアについて考えるセミナーがあったり、企業の説明会があったりとオンラインのイベントが行われていて、企業を紹介してもらえたりもします。僕はグループディスカッションの経験値を積むためによく活用していました。あとは、Twitterで就活用の匿名アカウントを作っているユーザーが今はけっこういるんですよ。企業名と選考とかで検索すると「今選考の返事が来た」ってツイートがでてきたりして。そこで他の人の選考状況を調べて、自分が選考中の企業の情報を収集していました。

みなさんそれぞれサービスを使い分けているようですが、
どういった基準でサービスを選んでいるんですか?

コウタさん:もともと外資就活ドットコムは大学1、2年の頃から使っていたというのがありますね。あとはやはり自分の周りで同様のサービスを使っていることが多かったのもあります。

クラマリさん:私もオープンワークやオープンチャットは周囲から勧められて使っていました。エージェントは就活を始めたころにInstagramでサービスの広告が出てきて。ちょうど必要としているタイミングだったので、広告サイトに移動して登録しました。

ユウタさん:やっぱりみんな最初は色々なサービスを試しに使ってみて、その中から自分の使いやすいものを取捨選択していると思います。自分なら、よく見ている就活系のYouTuberがおすすめしたものを使うとかですね。

大手ナビサイトはもう主流ではない?

LINE、YouTube、Instagram、TwitterなどいろいろなSNSの話が出ましたが、
やはり今の就活の情報収集においてSNSは欠かせない存在なのでしょうか?

コウタさん:そうですね、特にLINEのオープンチャットは使っている学生は多いと思います。

意外とリクナビやマイナビは使われてないんですね。

ユウタさん:以前は企業と学生を繋ぐプラットフォームというだけで価値のあるサービスだったと思うんですが、どんどん新しい就活サービスが台頭する中で、その機能はどのサービスにも付属するものになってきているので。例えばESが見れたり、掲示板やカレンダーの機能だったり、他にも色々な機能が備わっているようなサービスを活用する学生も増えているんじゃないかなと。

クラマリさん:簡単に使えるのがメリットだと思うんですけど、情報量が多すぎて使いにくいと感じてしまって。メールもたくさんくるので重要な情報が埋もれてしまう…なのでどんどん使わなくなってしまいましたね。

コウタさん:もともと外資系の企業を中心に就活をしていたので、リクナビやマイナビだとどうしても漏れが出てしまうと思って外資就活ドットコムを活用していたのですが、使っていくうちに外資就活にもどんどん日系の企業が掲載されるようになっていったので、これで事足りるなぁと思って使わなくなってしまいました。

ユウタさん:ただ、中小企業の登録数をみるとやはりマイナビリクナビが圧倒的なイメージです。採用規模が小さい企業を見ている学生は今でも使っている方は多いと思います。大きい企業だと他のサービスにも掲載されているので。例えばワンキャリアだと、採用人数が少ないような企業はそこまで載っていないと思うんですよね。中小企業を志望している場合は、マイナビリクナビが必須な学生も多いと思います。

ところでみなさんはどのくらいの時期から就職を意識した情報収集や企業選びを始めていましたか?

コウタさん:3年生の5月くらいからですね。行きたい業界は大枠決まっていたので、対策というか狙っている業界でのインターンなどを考えだしたのはこのくらいの時期だったと思います。

クラマリさん:企業選びとかを考え始めたのは2年の冬くらいからですね。なんとなくですが、そろそろ始めたほうがいいのかなと思って、それこそマイナビのような就活サービスで企業を見るようになりました。

周囲の方もそのくらいの時期に始めていたのですか?

クラマリさん:いえ、周りはむしろ遅い人たちが多かったですが、水面下でしずか~に始めていました(笑)。でも周囲より模擬面接の回数を重ねるなど、準備をしっかり進めていたおかげで安定感があったので、その点は早めに始めたメリットでした。

ユウタさん:自分は就職先の年収などをけっこう重視していたので、年収ランキングとかは就活を始める前から見ていましたね。2年くらいの頃かな。特に就活で役に立ったわけではないですが、モチベーションを上げるためには良かったかなと思います。本格的に始めたのはやっぱり3年の春くらいからですね。

求める情報によってツールを使い分ける学生たち

模擬面接やグループワークの経験を積むため、YouTube動画・エージェント・キャリアサイトなど、それぞれ自分に合ったツールを見つけて駆使していたことが印象的でした。SNSで広告を見てそのまま登録するという話があったように、ツール選定時点ではいろいろなサービスを柔軟に受け入れている様子も伺えます。

学生の情報収集の手法が多様化した今、企業側は予算やリソースをいつ・どのツールに投資するか、いかに学生とマッチングする機会を創出するかがカギとなってくるでしょう。
次回は、インターンの参加有無や経験した感想について伺います。

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