就職活動を終えた現役大学生を招き、2022年最新就活事情を深掘りする「イオレ就活座談会」。
今回は【オンライン選考】についてお話をうかがいました。
新型コロナウイルスの影響で近年当たり前になりつつあるオンライン選考。学生たちはどう感じていたのでしょうか。オンラインならではのトラブルについても聞きました。
参加者
- コウスケさん [一橋大学/入社予定の業界:銀行]
- ホノカさん [明治大学/入社予定の業界:化粧品メーカー]
- リカさん [明治大学/入社予定の業界:不動産]
会社によって異なる対応
会社の説明会や面接はどれくらいオンラインで実施されていましたか?
リカさん:説明会や1次選考までがオンラインというところが多いですが、中には最後までオンラインのところや、最初から対面のところもあって、会社によって対応はバラバラでしたね。
全ての選考がオンラインだとやりにくさもあると思いますがどうでしたか?
リカさん:行かなくても画面から感じる雰囲気でわかることもありますし、行くことによってマイナスにもプラスにもなることもあるかなと思います。私は行かないからといって印象が悪くなることはなかったです。
最初から対面のところについてはどうでしたか?
リカさん:グループ面接はそこに来た人とその場でコミュニケーションが取れるので、それは良かったなと思います。
最後はやっぱり対面が大事?
ー ホノカさんはどうでしたか?
ホノカさん:割合はオンラインが8~9割、対面は2割。全部オンラインのところもありました。業界によってけっこう違っていて、インターネット関連、ベンチャーなどは全部オンラインのところが多くて、大手だと最終面接やその1つ前から対面になるところが多かったです。
私の場合は、自分の中で志望度が高い企業が全部オンラインなのは少し嫌でした。自分が将来働く会社の様子を知らないと、入社してから印象が変わってしまい自分の中でフラストレーションが溜まりそうだと思ったので。志望度が高いところは実際に足を運んでみて、働いている人たちの雰囲気を見られると嬉しいです。
コウスケさん:割合でいうとオンラインが中心で、最終で対面があるか無いかという感じでした。1社受けたところは最終だけ対面で本社に行きました。その場で内定をいただき名刺をもらって、本社の様子を見て、ここで働きたいなとあらためて思ったので対面面接があってよかったです。一方で、他の企業を受けたり、インターンのように1日に予定を詰め込んだりしていると、予定の組みやすさではオンラインが良いと思います。今はコロナの影響で学生もなかなか内定がもらいにくい状態なので。ただ最後はやっぱり対面の方が、行きたいという気持ちは強くなりますね。
みんなが共感したオンラインあるある
オンラインならではのトラブルや困ったことはありました?
コウスケさん:マイク付きイヤホンを買っていなかったので、PCのマイクで聞こえづらく、1回グループディスカッションで自分だけチャットで意見を言ってたんですけど、話がどんどん進んでいくので置いていかれました(笑)。トラブルという点では、送られてきたURLが違っていたとかもありましたね。
ホノカさん:Zoomは大学でも使うのでまったく問題なかったのですが、Google meetが使い慣れていなくて。URLをどこに貼ったら入れるのかがわからず、面接に入れなかったことがありました。
ツールはZoomが多かったですか?
コウスケさん:Zoomが多くて、Teamsもありました。僕もZoomはちゃんとできるんですけど、名前の変更をお願いされることがあって、それを忘れたときにZoomならすぐ変えられるけど他のツールだと一度退室しなければならなかったりして。
リカさん:私はオンラインのトラブルは特に無かったです。ただ、オンラインの良さって自分の家でできることだと思うんですが、逆に家だからリラックスしすぎちゃったり、後ろの背景が気になったりとかありますね。私は一人暮らしだったので良かったのですが、実家暮らしだったら家族の生活音とか、企業側も他の会議の音が入らないようお互い注意が必要だなと思いました。
リカさん:私は一度宅配便が来ちゃったことがあります、ピンポンだけはどうしようもなかったです(笑)
オンラインとオフラインの柔軟な対応が必要に
オンライン選考が主流となり学生たちは時間を有効に使える一方で、職場の雰囲気がわからない不安や慣れないツールによる戸惑いなど、オンラインならではの悩みも見受けられました。学生たちはオンライン選考を柔軟に受け入れてはいるものの、最後は実際に自分たちの目で職場を見る機会があった方が志望度向上の後押しにはなりそうです。
次回は、志望度が上がった企業・下がった企業について伺います。人事・採用のご担当者様は必見です。