就活生の心をつかむ採用広告の切り口とは？Z世代を意識した新卒採用広告作成のポイント

新卒学生の採用競争はますます激化しています。優秀な人材を確保するために、さまざまな手法で広告を展開している企業様も多いかと思います。たくさんの企業が採用広報を行うなかで、自社に興味を持ってもらうためには、どのような切り口の広告が効果的なのでしょうか。

本記事では、Z世代の価値観をもとに、新卒学生を魅了する採用広告の訴求ポイントをご紹介します。

１．企業文化と風土の魅力

Z世代は自身の価値観を重視する傾向にあるといわれており、社風が自分と合っているかどうかは重要な要素です。自社の企業文化や風土、働く人々のエピソードなどを通じて、会社の雰囲気や魅力的なイメージを伝えましょう。チームワークや協力、柔軟性、創造性を重視する企業であることをPRすると良いでしょう。

２．社会的な使命や貢献

若年層の間では社会的な意義や持続可能性に対する関心が高まっています。自社の社会的な使命や貢献活動、持続可能な取り組みを紹介しましょう。社会への貢献を意識した仕事ができる環境であることをアピールすると、学生の共感を得られます。

３．働き方の柔軟性とワークライフバランス

あなたの理想の働き方としてあてはまるものを教えてください。（複数回答）

15~24歳のZ世代を対象にした「Z世代の仕事に関する意識調査（SHIBUYA109 lab.調べ）」では、「理想の働き方」として「好きなことでお金を稼ぐ(38.9%)」「場所にとらわれずに働ける(38.7%)」「フレックスタイム制(26.3%)」という仕事内容やワークライフバランスに関する項目が上位となっており、ワークライフバランスや働き方の柔軟性を重視していることがわかります。

フレックスタイム制度やリモートワークの可能性、ワークライフバランスをサポートする制度や取り組みも企業選びのポイントのひとつとなってきていますので、プライベートを尊重できる環境であること・自分らしく働ける環境であることを伝えることで志望度の向上が期待できます。

４．多様性とインクルージョン

働くZ世代が勤務先でどういったときに「古い」「遅れている」と感じるかを聞いた結果、「年功序列」「男尊女卑」「セクシャリティー関連の意識の低さ」などの声がありました。（Z世代の仕事に関する意識調/SHIBUYA109 lab.調べ）多様性とインクルージョンは大学生にとって重要な価値です。多様性を尊重し、個々のバックグラウンドや意見を活かす環境であることを伝えましょう。ダイバーシティなチームやインクルーシブな職場文化を具体的な事例やエピソードを通じて伝えると、学生の関心を引くことができます。

５．業界や技術の先端性・成長性

最新の技術や業界の先端性やビジネスの成長性を企業選びの軸にしている学生も多いです。自社がどのようにイノベーションや技術の進化に取り組んでいるか、業界や職種が持つ未来の可能性や成長性をアピールすると効果的です。

企業によってアピールポイントはさまざまあると思いますが、変化していく就活生の価値観や関心事にあわせて、企業側も従来とは異なる新たな訴求軸を探求することが必要となってくるでしょう。Z世代が会社に何を求めているか、彼らの視点も考慮しながら具体的な魅力を伝えることが重要です。
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